ABOUT 私たちについて
ご挨拶
住まう人、利用される人を、豊かな気持ちにする空間を創ること。これが建築士にとっての大きな使命です。
だからこそ、対話の中からお好みのデザイン、生活動線、ライフプランといった必要なものを引き出し、
“思いがあるところは具現化する”“悩まれているところは提案する”ことを意識しています。
施主様と二人三脚で創り上げた建物がときとともに味わいを増し、いつまでも愛着を持って過ごしていただける空間になれば幸いです。
プロフィール
代表
西田 順紀Junki Nishida
レゴに工作、粘土細工…。少年時代はものづくりに没頭し、建築に興味を持ち始めたのは中学生の頃のことです。その熱い想いとともに京都工芸繊維大学の工芸学部・造形工学科に進学。卒業後は設計事務所で2年、アトリエ系の設計事務所で8年半ほど共同住宅、邸宅などさまざまな建築物の実務経験を積みます。
その後、31歳のとき一級建築士試験に合格し、32歳で独立。お客様のご要望からプランを組み立てていくことが得意で、高級路線からローコスト、スタイリッシュ、北欧系まで、幅広いテイストに対応しています。
パーソナルプロフィール
- 出身地:大阪生まれ宝塚育ち
- 生年月日:1972年3月16日
- 1990年:兵庫県立宝塚北高校 卒業
- 1995年:京都工芸繊維大学 工芸学部 造形工学科 卒業
株式会社匠設計 勤務 - 1997年:株式会社アトリエフルタ建築研究所 勤務
- 2006年:西田順紀アトリエ 設立
- 2008年:株式会社西田順紀アトリエ 改組
- 2024年:芦屋市に移転
- 趣味:ゴルフ(練習中)、旅行
- 仕事で大切にしている事:素直にお客様の声を聴く
- 得意ジャンル:住宅設計
登録・所属情報
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事務所登録番号
兵庫県知事
一級建築士事務所登録(一級)第01A02263号 -
管理建築士番号
西田 順紀 一級建築士 登録番号 第313314号
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兵庫県簡易耐震診断員
登録番号 050119号
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CASBEE建築評価員
登録番号 01573-11
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会員
財団法人兵庫県建築士事務所協会 正会員
建築士西田順紀について
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建築士を志したきっかけ
少年時代は絵を描くことが大好きで、漫画家になりたいと考えていました。ところが、私よりも絵の才能に恵まれている人はたくさんいて、幼いながらに「漫画家に向いてないかも…」と感じるところがあったのです。同時に、間取りのチラシを見たり、レゴで飛行機や家をつくることも好きだったので、中学生になると建築士を目指すようになっていました。
要所要所でなりたいものは変わりましたが、共通していることは「ものづくりに携わりたい」という想い。自分の頭で創り上げた世界に、現実を取り込みながら実現させていくことこそ、昔から描いていた私のテーマなのかもしれないですね。
その後、京都工芸繊維大学の工芸学部・造形工学科に進学し、設計事務所・アトリエでの経験を経て32歳のときに独立しました。締め切り前は非常に忙しく、夜中まで作業を行うこともありますが、建物自体の役割や周囲の環境を考えながら設計をしていくプロセスに楽しさとやりがいを感じています。 -
これまで手掛けてきた仕事
個人や企業からの依頼に応じて建築物の設計するのが建築士の仕事。おかげざまで現在は、個人住宅から店舗、事務所、工場、公共住宅まで、さまざまな案件に携わることができています。住宅においては狭小地や変形地での計画や、他社様で断られた経緯のある施主様のご要望にも柔軟に対応できるのが強みです。
どの案件も、それぞれの楽しさ、難しさがありますが、共通するのは“施主様のご要望にしっかりとお応えすること”。それは建築物の存在意義が、建物の造形のみで語られるものではなく、そこにある空間が住まう人、利用する人に作用してはじめて確立されることが関係しています。建物のデザイン動線計画はそのために思考されるもので、個人住宅でも、大型施設でも、根っこの部分は変わらないのです。
私が幅広いご依頼をいただけるのは、長年培ったノウハウによって多様なニーズに柔軟に対応できるからだと自負しています。そして、身も心も満たされる建物をつくり上げることこそ、私が希求することです。 -
建築士のやりがい
家づくりは非常に時間がかかります。設計を開始して実際の工事が始まり、建物を引き渡すまで、少なく見積もっても1年半、長いものだと3年近くかかります。この期間、施主様と何度も打ち合わせを重ね、施工性能やコスト、施主様のお好みを踏まえた案を何パターンも検討します。このように、施主様とお互いの価値観やフィーリングを共有しながら一緒につくり上げていくからこそ、完成したときにいただく「ありがとう」の言葉は、ほかには代えがたい喜びがあり、やりがいに直結するのです。
もちろん、最初から価値観が100%合致することはありません。それでも話し合いを重ねてお互いを理解し、“理想の建物を完成させる”という一緒のゴールを目指すことを大切にしています。
携わった全員の価値観が合致した建物は、施主様、職人、建築士の三者でつくり上げたものです。だからこそより一層愛着が生まれて、一生大事に使用していただけるのだと思います。 -
転機となった仕事
実は、独立してすぐの頃に、リーマンショックでマンションの計画が立て続けになくなってしまったことがありました。どうしようかと路頭に迷っていたときに、知り合いの造園業者から相談を受けて携わったのが、「高羽町の家」です。
ここは上六甲山の麓に位置するエリアであり、前面道路と敷地ではかなりの高低差があります。この高低差を利用して、あえて地下にガレージと玄関、収納を確保。ビルトインガレージにすることで、雨の日も濡れずに家に入ることを可能にしました。また、建物の中央に中庭を設けることで、それぞれの部屋に光と風が流れるように工夫しました。ダイニングキッチンの向きが北側ながらも、日中明るいのは中庭からの採光によるものです。全体的にシンプルモダンにまとめながらも、御影石やタイルなど天然素材にこだわることで、重厚感を感じられる仕上がりになりました。
この仕上がりを施主様が大変気に入ってくださり、同案件をきっかけに数珠つなぎ形式で個人住宅を手掛けることになりました。私が多くの個人住宅に携わることができているのは、「高羽町の家」ありきと言っても過言ではありません。 -
建築士としてのこだわり
建物は、人が住んだり、利用したりすることで初めて機能します。そのため、単に見た目がオシャレな建物を設計するのではなく、施主様の生活動線やライフスタイルを汲み取り、建物の設計に活かさなければならないのです。特に住宅においては、個人を対象に設計を行うため、住まう方の考え方やライフプランをカタチにすることが特に重要になってきます。だからこそ、住みやすく安息の場所であることは当たり前。マニアックなこだわりも、型にとらわれずカタチにしていきたいと願っているのです。
建築士の仕事は、設計センスはもちろんですが、人との対話(=コミュニケーション)によって生み出されるものです。そのため、打ち合わせにおいてはできるだけ施主様の胸の内をすくい上げて、“思いがあるところは具現化する”“悩まれているところは提案する”を意識しています。そう。施主様と一丸となって建物をつくり上げていくイメージです。 -
建築士・西田順紀に依頼する
メリットこだわりの家が建てられること、これに尽きると思います。一般的に工務店やハウスメーカーで建てる家は商品企画化されているので、間取りや商材はご予算に応じてプランの中から選ぶことになります。もちろん、そのプランが自分に合っていると感じられる場合は、工務店やハウスメーカーの標準仕様でも申し分ありません。しかし、狭小地や変形地で断られた経緯がある方や、他社プランがなんとなくしっくりこない方には、自由度の高い設計事務所がおすすめです。
設計事務所は、自由度の高い“あなただけの設計”が可能なので、施主様のご要望に建築士としての考え方やデザインを付加したご提案がなし得ます。ご要望や条件に合わせて打ち合わせを繰り返し、互いに試行錯誤をしながら一緒につくり上げていくのが醍醐味です。
施主様のお時間と労力は要しますが、完成したときの喜びや充実感はひとしおで、ずっと愛着を持って暮らしていただける住まいになるはずです。 -
今後のビジョン
これからも誠実に、丁寧に、一人ひとりが豊かと感じる暮らしを一緒につくり上げていきたい。これこそ、建築士になってからずっと揺るがない想いです。時代によって流行りのデザインや施主様のご要望は変わりますが、意図や背景をすくい上げてカタチにしていく基本は変えず、たくさんの案件に携わっていきたいと考えています。
また、一時期は多くの人材が活躍してきた建築業界ですが、現在、建築士や職人の数は減少し、高齢化も進んでいます。特に、細かな技工に対応できる職人は減少傾向にあり、デザインをつくり込みすぎると図面通りにデザインが上がらない。もしくは、対応できてもコストが合わないといった懸念が生まれています。その反面、既製品の精度は年々上がっているため、バランスを見ながら切り分けしていくことがこれからの課題です。
私たちの技術を若い世代に引き継いでいくこと。また、若い世代の方たちの感覚を学ばせていただくことで、建築業界を盛り上げていきたいですね。